火雞變鳳凰

≪カビが好む条件≫

つまり、風呂場はカビにとって最高の環境。
特に梅雨の時期はカビの温床になりやすい。

≪お風呂のカビ対策≫

【1】 ラップを程よい大きさに切っておく。
【2】 ティッシュにカビ取り材を吹きかける。
【3】 ティッシュをカビの部分に当て、上からラップで覆う。
【4】 20分ほど経ったらはがし、ティッシュで拭く。
【5】 水で洗い流し、その後カラ拭きする。
※必ず手袋とマスクをして行うこと。（心配な方はゴーグルもして下さい）
※カビは、カビの死骸もエサにするので、落とした個所は水で流す。

≪風呂のカビ徹底退治≫
【1】 風呂の窓は晴れなら開ける、雨なら閉める。
【2】 風呂から出たら、壁を水で流し、しっかりふきとる。
【3】 この時期は、湯船にお湯を貯めておかない。
【4】 浴室の換気扇は24時間回す。
1か月で200円程度なので、この時期は回しっぱなしがオススメ。

≪まな板のカビ対策≫

【1】 まず、まな板を水で洗い流す。
【2】 カラ拭きして水気を切る。
※イチゴパックくらいの大きさに古布を切り、使い捨てで使う。（キッチンペーパーでもよい）
※菌をばらまいてしまうので、まな板を拭いたふきんでテーブルなどを拭いてはいけない。
【3】 まな板をしまう時は、水で流したあとからぶきをし、エタノールを吹きかける。
※火を使用しているときはエタノールは使用厳禁！
【4】 カビにとって紫外線は天敵、週に1度天日干しをすることでカビは死滅する。

≪冷蔵庫のカビ対策≫

野菜室は冷蔵庫の中でも一番汚れている。
また、野菜の出す湿気や土の汚れがカビの原因となり温床になる。
買ってきた野菜はまず洗い、土を落としてラップをし直すこと。
カビは水を好む。しかも、冷蔵庫のカビは低温でも生きられる。
水で拭くと、一見きれいに見えて、実はカビが増えやすくなる。

≪冷蔵庫のカビ徹底退治≫
【1】 ラップの芯をつけた掃除機をかける。（1分以内）
【2】 エタノールをかけて閉める。
【3】 3分経ったらあけて、キッチンペーパーで拭く。

≪玄関のカビ対策≫

土の中には1gあたり数万のカビがいるといわれていて、梅雨時期、雨にぬれた靴の底についてくる。
玄関で乾くと家中にカビが広がってしまう。
雨の日の朝は、必ず玄関に新聞紙を敷く。
新聞紙は水分を吸い込んでくれ、靴が床につかないのでカビが生えることもない。
次の日、新聞紙は捨てる。さらに晴れた日には靴の底を天日干しにする。

カビを放置しておくとこのような病気になる恐れがある。
【1】 夏型過敏性肺炎
【2】 肺アスペルギルス症
【3】 気管支ぜんそく
【4】 アレルギー性鼻炎
など

エフシージー総合研究所　農学博士
川上裕司　先生