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第一章 光る源氏前史の物語
- 父帝と母桐壺更衣の物語---いづれの御時にか
- 御子誕生(一歳)---前の世にも御契りや深かりけむ
- 若宮の御袴着(三歳)---この御子三つになりたまふ年
- 母御息所の死去---その年の夏、御息所はかなき心地に
- 故御息所の葬送---限りあれば、例の作法にをさめたてまつるを
第二章 父帝悲秋の物語
- 父帝悲しみの日々---はかなく日ごろ過ぎて
- 靫負命婦の弔問---野分立ちてにはかに肌寒き夕暮れのほど
- 命婦帰参---命婦は、まだ大殿籠もらせたまはざりけると
第三章 光る源氏の物語
- 若宮参内(四歳)---月日経て、若宮参りたまひぬ
- 読書始め(七歳)---今は内裏にのみさぶらひたまふ
- 高麗人の観相、源姓賜わる---そのころ、高麗人の参れる中に
- 先帝の四宮(藤壺)入内---年月にそへて、御息所の御ことを
- 源氏、藤壺を思慕---源氏の君は、御あたり去りたまはぬを
- 源氏元服(十二歳)---この君の御童姿、いと変えまうく思せど
- 源氏、左大臣家の娘(葵上)と結婚---その夜、大臣の家にまかでさせたまふ
- 源氏、成人の後---大人になりたまひて後は
- 紫の君、六条京極の邸に戻る---かの山寺の人は、よろしうなりて
- 尼君死去し寂寥と孤独の日々---十月に朱雀院の行幸あるべし
- 源氏、紫の君を盗み取る---君は大殿におはしけるに
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